2023/10/11
来年の春夏にむけて。
少しずつですが秋らしくなってきましたね。
朝晩はずいぶん涼しくなり、昼間の気温も下がりそろそろ紅葉も近づいてきていますね。
工場も秋冬物の見本時期が終わり、来年の春夏物の見本を作っていく時期に入ってきました。
今から?って思われるかもしれませんが、私達工場が商品を作る最初の場所なので工場が商品を作らないと、最後の小売店に並んで消費者の方々に購入してもらうまでの時期がどんどん遅くなってしまいます。
なので工場がどれだけ早く商品を作れるかでその後の売り出し時期が大きく変わってきます。
できるだけ早い時期から商品作りを始めて段取り良く来年の売り出しができるように頑張っていきます!
とはいえ、来年の春夏にはどんな着物が流行るのか?それに合わせる帯をどうしようか?これから考えていかなくてはなりません。
春夏物は絽や紗などその時期独特の着物のため他のシーズンの物よりも比較的に値段の安い物が多いですが、かと言って加工を単純に減らしてしまっては面白くないと私は思うので悩むところです。
春夏物は秋冬物よりも悩むことが多いため、何故か面白い商品ができあがったりします笑
悩むことって大切なんだなぁと思う瞬間ですね笑
来年には悩んだ結果がわかりますので、今から無い頭を絞って商品作りをしていこうと思います!
2023/10/04
日々勉強!
近頃本当に色々な発注を受ける事が多くなってきました。
着物に関係するものだけでなく、祭りの法被や風呂敷や山車の土呂幕、はたまたお神輿の旗などさまざまです。
サイズが様々なので色々工夫しながら染めていますが、大変で。
どれも着物とは勝手が違い難しいところもありますが、色々勉強になり染めていて楽しいです。
染めるということに関してはどれも同じですが、色々なものを染める事によって考えて得た事が着物を染めるときにいかされているような気がします。
どうやって染めようか?と考えながら色々な商品を作っていく事は職人にとって大切な事だと思いますし、職人としてやりがいを感じる瞬間でもあります。
着物でもそうですし帯でもそうですが、取引先からこんなの作って欲しいと要望を受けそれをどう作るかを考えるのも大切ですが、それ以上に自分で考えてこんな商品できたけどどうかな?ってこちらから提案する方がより大切だと私は思います。
自分の今ある技術でどうやって作るか、今の自分ではできない事をどうやってできるようにするか、そうやって考えて新しい商品を作り出した瞬間は本当に嬉しい瞬間です。
まだまだ自分は未熟ですが、伸びしろは充分あると思っていますので日々勉強しいろんな商品を作って世に出していきたいと思っています。
2023/09/27
そろそろ秋ですかね。
京都は朝晩がずいぶん涼しくなり秋の気配が近づいてきている気がします。
とはいえ昼間はまだまだ暑く秋まではもう一歩といったところでしょうか。
もう少し涼しくなれば着物を着る機会も夏場より増えて、着物を着て出歩く人達も多くなってきますね。
作る側の人間としては嬉しい季節の到来です。
着物もそうですが帯や小物も秋・冬物が小売店にはズラッと並んでいるのではないでしょうか。
当店に発注がくる商品も今までは夏らしくブルー系やグリーン系の色の発注が多かったのですが、少しずつ赤系や黄色系やグレー系など秋色らしい色の発注が増え、染める商品の色で秋を感じます。
今年も秋・冬物のシーズン到来で夏場では使うことがあまりないショールやコートなど、装いをよりおしゃれにしてくれるアイテムが当店にも発注が来るようになってきました。
どんどん秋冬に向けてこれから業界も動き出します。
長かったコロナ禍も抜けて少しずつではありますが景気も良くなってきているように感じます。
この秋・冬はお気に入りの着物を着てお出かけしませんか?
少しおしゃれして秋冬のイベントを楽しんでみてくださいね。
2023/09/20
工夫する。
なかなか残暑厳しいですがいかがお過ごしでしょうか?
この時期はいつもなら夏の暑さも少しおさまり染めの仕事をするものからすればとても仕事のしやすい時期に入るのですが、今年はまだまだ夏の気候が続いていてなかなか染めに適した気候というわけにはいかなそうです。
夏の暑い気候は染めに適した気候とは言えず、乾燥した気候と暑さは染めた反物をどんどん乾かし普通では起こらないような事を引き起こす原因になります。
適度な乾燥は染めにとって必要不可欠ですが、必要以上の乾燥や室温は思いもよらない染め難を引き起こしてしまいます。
そのような事が起こらないようにするために加湿をすればいいのでは?と思われるかもしれませんが、染め工場はとても広く工場自体を加湿するためには一体何台の加湿器が必要になるか。
それに必要以上の湿度は染めには大敵で、長く乾かない時間が続くとまたそれはそれで違う染め難を引き起こしてしまいます。
湿度のコントロールは非常に難しいんです。
なかなか難しいところですが、染めはやはりその気候にあったスピードで自然に乾くのが1番良いと思いますので、無理な事はせずにその時期にあった乾かし方をするのが良いと思っています。
染めは気候にものすごく影響を受ける仕事ですので、自然との共存だと私は思います。
なので毎日の天気予報は欠かさず見ています。笑
これから温暖化が進めば染めに最適な時期は少なくなっていきますし、また新たな難が出てくる可能性もあります。
着物や帯など作る側にとって染め難は出してはならないものですし、出ないようにどうすればいいかを考えるのも作る側にとって避けては通れない事だと思っています。
値段の安い物を作るときには染め難が出るか出ないかは非常に大事な事で、値段を大きく左右する要素になります。
染め難を出さないため工夫し研究していくのも作る側の職人にとって必要不可欠な事だと思います。
そういう工夫や研究を日々私達職人は行っています。
2023/09/13
妥協しない。
京都は朝晩がだいぶ涼しくなり少し秋を感じるようになってきました。
とはいえ昼間はまだまだ残暑厳しく、本格的な秋はまだまだかなと感じます。
秋といえばこれから12月ごろにかけて、来年の春夏シーズンの見本作りに取り掛かる時期になります。
これから来年の春夏シーズンにはどんな色が流行りそうかなど考えたりリサーチしたりしていきます。
どんな色の着物を作ろうか、どんな柄の帯にしようか考える事はたくさんありますが私はその時間がキライではなく、できるだけ楽しんでできるようにしています。
もちろん各取引先からのオーダーもありますが、それをその通りに作るだけではなくこちらからこの色なんかいいんじゃないかと持ちかけて話し合い、各取引先と見本作りを進めていきます。
話し合いの中ではやはり予算の事も出てきますので、値段が出せるので今までより複雑な加工をしてみようだったり、安い値段のシリーズも作りたいだったり色々な事を話し合いながら進めていきます。
その中でも安い値段で作らなければならない時は特に考えて物作りをします。
値段が出ないときはとにかく色にこだわります。
加工できない分、色にこだわって新しい色を考えて作ります。
そんなふうに妥協せずにこだわって作れば必ずお客様が気に入ってくれる商品ができるはずと考えているので出来る限りの努力をします。
そうやって物作りをしていれば、きっと「あそこの商品いい色だね」とか「あの商品おしゃれだね」なんて言ってもらえるんじゃないかと思うんです。
そんなふうに言ってもらえると、最高ですよね!
そんな声が聞けるように努力して一所懸命物作りしていこうと思います。